魚を飼育していると水槽の汚れが気になるものです。
例えばこんな汚れ。
水の濁り、そしてコケによる汚れです。
ガラス面や底に茶色くついてくるコケ。
そこでコケや汚れの対策で有名なものに石巻貝という生き物が居ます。
この記事の目次です。
石巻貝で水槽が綺麗になるか
水槽の底にある茶色い汚れ。
ガラス面も汚れてきますよね。
こんな時に役立つのが石巻貝(イシマキガイ)です。
コケを根こそぎ綺麗に食べてくれますので、水槽が綺麗になる事で有名です。
コケ掃除をすると 汚れがモワッと水に広がってしまう事も凄く不愉快ですよね^^
石巻貝ってどんな生き物?扱いは?
それでは、石巻貝について少し解説をしていきます。
石巻貝はアマオブネガイ目アマオブネガイ科に 分類される巻貝の一種です。
主には、石巻貝は、西太平洋沿岸(南日本)に生息している淡水~汽水生の巻貝の種類です。
尚、とても丈夫な貝と言われていますし繁殖もしないそうです。
淡水でも汽水性でも対応できる生き物ですから、石巻貝は、あまり水質を
気にしなくても問題無いと言われています。
とは言っても 水合わせをするに越した事はありません。
適正水温は10~28℃。30℃を越えると死んでしまうこともあるという特徴があります。
ただこの温度帯なら殆どの魚と一緒に飼う事ができるでしょう。
尚、寿命は1年ほどとなっています。
水槽が大きいと大量の貝を飼う必要があるのですが この場合
考えれば1年後には、次々に死んでいく可能性もあるのです。
石巻貝で最も気を付けるべき事は…
石巻貝が繁殖しないというのは、実は石巻貝は、
繁殖するが、一般的な水槽環境では、繁殖しないというだけです。
厳密に言うと卵は、産むけど孵化しないのです。
また この卵が厄介で水槽にこびり付いてしまうのです。
これを考えると大きめの水槽に石巻貝を大量に加えるというのは
結構、悩んでしまうポイントです。
もちろん卵も掃除して取れば済む事ですから長期に渡って
掃除をしてくれるなら一時的な部分は我慢できる人には、
石巻貝はコケを綺麗に掃除してくれる為良いと思います。
また先ほども書いたように石巻貝の寿命が1年という部分も
少し引っかかる部分だと思います。
あと個人的に感想を言うと、水槽の見栄えが数が多いと微妙かなと感じています。
石巻貝よりも コケ取りに良いものは……
やはりプレコでしょう。
プレコも綺麗にコケを掃除してくれます。
石巻貝も少しだけ入れてみましたが すぐに取り出して他の水槽に
移動したので このお掃除効果は、プレコです。
プレコの中型を2匹ぐらい購入して入れてから かなり綺麗なまま維持するようになりました。
ただ、プレコにしても石巻貝にしても 価格的なバランスと生き物ですので
飼育していく上でのメリット、デメリットを考えて使うと良いでしょう。
市販のコケ予防などもありますが やはり自然に生体を利用して綺麗にする事が
一番、魚にとっても良いのではないかなと思います。
それでは、水槽のコケ取りに役立つ石巻貝について書いてみましたが、
今日はこの辺で。